ゲーム中で使用されなかったイベントシーンを紹介。
素材から筆者が内容を推察したものです(メーカーの意図した演出とは異なる可能性があります)。
(なお、実装されているイベントシーンには素晴らしい演出が多々ありますので、未見の方は
トップページで紹介している動画などで是非ともご覧いただければと思います。)
ジェダイト (通常/始末されるとき) |
ネフライト | ゾイサイト | クンツァイト |
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インターミッションでは、作中はジェダイト(通常)しか出番がありません。
(しかし、キャラクターとしては登場しないという謎仕様です。)
アニメ同様、ジェダイトはセーラー戦士ではなくクイン・ベリルに始末される運命だったようです。
他の四天王にも専用画像が用意されています。アニメの各話の冒頭のように、ROUNDごとに
インターミッションをやってストーリーを誘導していく予定だったのでしょう。
説明 | 画像 |
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ノイズ | |
ジェダイト | |
ノイズのみ | |
ジェダイトのみ |
アニメ第6話「守れ恋の曲!うさぎはキューピッド」より。
ノイズ、ジェダイトの映った画面ともにアニメーションが三種類ずつ用意されていますが、
他の二種類についてはサイズ的に当てはまるテレビがありません。
この演出は、実際にキュレネとジェダイトが話しているところにセーラー戦士がやってきて戦うとか、
インターミッションの一環として先にやっておくとか、いくらでも使いようはあったように思います。
本物? | 偽物? |
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説明 | 画像 |
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「野郎ども!引き上げるわよ!」 (多分偽物) |
|
「本物のセーラーV! 登場させてもらいます!」 (多分本物) |
偽セーラーVの正体は恐らくゾイサイトと思われます(アニメ第33話ではセーラームーンに化けていました)。
未使用ボイスの「野郎ども!引き上げるわよ!」から推察するに、ギャング(妖魔)を引き連れて暴れ回り、
セーラー戦士をおびき寄せる作戦というところではないでしょうか。
偽セーラーVと謎のギャングたちが、一斉に正体を現す場面を想像すると心躍るものがありますが、
その後さらに本物のセーラーVが乱入するとなると、セーラーヴィーナスをプレイヤーキャラクターとして
選んでいるときにはどうなるのか等、調整が大変そうで、実装されなかったことも頷ける内容ではあります。
ちなみに、セーラーヴィーナス用のグラフィックの大部分が、セーラーVバージョンとしても用意されており、
プレイヤーとほとんど同性能、かつ攻撃時無敵判定付きの極悪ボスキャラになっていた可能性もありますが、
動作データは設定されていないため、残念ながら詳細不明です。
ROUND 5については、専用ページも併せてご参照ください。
なるを庇うネフライト | ダウンするネフライト | 衝撃 | ネフライトを抱えるなる | ネフライト逝去 |
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アニメ第24話「なるちゃん号泣!ネフライト愛の死」より。
ネフライトを殺害する妖魔が本来はROUND 6のボスになる予定だったのでしょう。
(というより、ツインキュレネがその役割を担うはずだった、ということかもしれません。)
この場面だけを見ればイベントは十分実装できたように思いますが、その前にネフライトが活躍する場面も
なるちゃんと愛情を深める場面も一切ないため、ストーリーとしては成立しませんね。
残念ながら、未実装も止む無しかと思われます。
アタシ…綺麗に死にたい… | 許せ…ゾイサイト… |
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アニメ第35話「よみがえる記憶!うさぎと衛の過去」より。
上記画像のほか、クンツァイト単体にも意味ありげなダウンモーションが存在します。
ゲーム中でもROUND 8で二人同時に出現し、倒すとあっさり消滅してしまいますが、
アニメとは異なり、ゾイサイトとクンツァイトは同時に亡くなるストーリーのようです。
説明 | 画像 |
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氷漬けのエンディミオン | |
破壊された氷 | |
エンディミオンとの対峙 | |
立ち上がり接近するクイン・ベリル ※巨大化(接近)の際にワープする? |
アニメ第46話「うさぎの想いは永遠に!新しき転生」より。
SFC版やMD版さながらに、前座としてエンディミオン戦があり、クイン・ベリルは座って観戦している感じでしょうか。
あるいは、自動進行のイベントを予定していたのかもしれません。
氷漬けのエンディミオンというのはアニメには無かった演出かと思いますが、アニメ版の洗脳マシーンの代わりか、
あるいは、正気に戻ったエンディミオンをクイン・ベリルが氷漬けにするのでしょうか。
説明 | 画像 |
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ムーン・ヒーリング・エスカレーション |
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クイン・ベリル打倒 ↓このボイスの使用場面? |
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セレニティとエンディミオン (変身が解ける前) |
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セーラームーンとタキシード仮面 | |
セーラームーンとタキシード仮面 | |
憎まれ口を叩いていそうな セーラーマーズ |
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セーラーヴィーナスと セーラージュピター |
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セーラーマーキュリー | |
抗議するセーラームーン | |
セーラーマーズに駆け寄る セーラームーン |
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大団円 |
非常に完成度の高いグラフィックが用意されています。
エンディミオンと戦うかどうかはともかくとして、タキシード仮面が最終決戦に絡めるような出番を作らないと
このエンディングに繋がらないのは当然ですね。
(ジェダイトの件を鑑みるに、いきなりエンディングで出てきても問題ないのかもしれませんが(笑))
未使用の顔グラフィックからも推察するに、DDガールズ戦(又はそれに準じる展開)は予定していたようで、
このエンディングもそれを受けての展開のように見えます。
(すなわち、終盤戦でセーラー戦士が死亡又は生死不明となるものの、復活又は生存していたという流れです。)
セーラー戦士の死亡(離脱)をストーリーに組み込んでしまうと、普通に考えてセーラームーン以外では
クイン・ベリルと戦えなくなってしまうので、開発段階でどういう進行を想定していたのか興味深い所です。
いずれにせよ、全員集合してハッピーエンドとなっていることから、アニメ版の「記憶を無くして転生する」
という展開をなぞるものでは無く、本作はあくまでオリジナルストーリーとして構成されていることが伺えます。
会話用の顔グラが大量に用意されていることからも伺えるとおり、本作は、全体的にもう少しストーリー性が
強いゲームとして構想されていたのでしょう。
各種の演出を用意するための納期が間に合わなかったのか、プレイ時間が間延びしかねないためにアクション
ゲームとして振り切ることに方針変更したのか不明ですが、結果として製品版にはストーリーの要素はあまり
盛り込まれず、その結果、各種素材も未使用になってしまったということだと思われます。
ゲームを面白くするためには要素を盛れば良いというものではないので、テンポも含めた取捨選択は重要で、
当初の構想よりバッサリとストーリーを切り落とした製品版が必ずしも未完成だとは言い切れませんが、
未使用となった素材の出来の良さから、やはり幻の「完成版」に夢を見てしまうところです。