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美少女戦士セーラームーン(AC)


AMショーバージョン

1994年のAMショーにて展示されていたバージョンに関する情報を掲載。
その他の情報をお持ちの有志がいらっしゃれば、TwitterのDM等からご連絡いただけますと幸いです。


ゲーメスト(1994年10月15日 No.127)特別付録A「AM最強ゲームはどれだ!?」より

本文
引用部分 当サイト備考
トピック 本文一部抜粋(赤字強調は当サイトによる)
プレイ人数 横スクロール型の格闘アクションで、1人プレイ・2人協力プレイが可能である。 3〜4人プレイの仕様は、この段階ですでにオミット。
必殺技 原作に登場した必殺技はもちろん、武内直子先生監修によるゲームオリジナルの必殺技
も多数出てくる。また、プレイヤーのレベルに合わせて必殺技がパワーアップしていく。
オリジナル必殺技は、武内先生監修との明記あり。

この時点で「プレイヤーのレベル」の記載があるが、
詳細は不明。
掲載写真
引用部分 当サイト備考
No. 写真画像+付記コメント
1
うさぎちゃんと亜美ちゃんが、夜の街を進んでいく
(開発中画面)。
・ムーン、マーキュリー共に、立ちポーズが製品版と異なる。

・背景のステージも製品版には収録されていない。

・下部の文字は「Picemu v1.3」?(詳細不明)
掲載原画

ゲーメスト(1994年11月15日 No.130)掲載記事より

本文
引用部分 当サイト備考
トピック 本文一部抜粋(赤字強調は当サイトによる)
プレイヤーのレベルアップ プレイヤーはクリスタルを一定数集めることによってレベルアップしていく。
このクリスタルは、画面内の壊せる物の中に隠されているらしい。
中には見つけづらいものもあるというが、果たして…。

プレイヤーはレベルアップすることによって必殺技が変わっていく
クリスタルによる「レベルアップ」の詳細については
記載がなく、「必殺技が変わる」だけならば製品版の
仕様と違いはない。

「画面内の壊せる物の中に隠されている」については
明らかな仕様変更となる。
各キャラの必殺技名 ●セーラームーン
 ・ムーントワイライトフラッシュ
 ・ムーンスパークリングセンセーション
●セーラーマーキュリー
 ・シャインアクアカッター
 ・マーキュリーミラージュウェーブ
●セーラーマーズ
 ・フォボスディモス
 ・マーズナックルシュート
●セーラージュピター
 ・ジュピターキック
 ・ジュピターローズボンバー
●セーラーヴィーナス
 ・ヴィーナスラブミーチェーン
 ・ヴィーナススターダストクラッカー
各キャラ2種類ずつ紹介されているが、赤字の2種類は
製品版に実装されていない

製品版における「波状攻撃(怒り)」と「ウインク」が
本来は左記の技名だったのではないかと推測する。
必殺技の仕様 必殺技は必殺技ボタンで出すのだが、回数制限のあるストック制である。 上記のレベルアップの仕様と合わせると、そのレベルでの
必殺技を「何度か発動できる」ようにも読める。
お助けキャラ 写真を見てもらうとわかるだろうが、セーラーVが出ている
これはどうやらプレイヤーを助けてくれるノンプレイヤーキャラらしい。
製品版ではセーラーVは一切登場しない。
(写真については下記「掲載写真」の項目を参照)
ステージ数 ステージは全部で7つある。麻布十番の街からゲームはスタートして、
途中東京タワーを登ったりしながら(どうやらここは縦にスクロール
していくらしい)
最後はダークキングダムへと向かっていく。
製品版は全8ステージ(1つ増えている)。
<AMショー版の掲載写真で確認できるステージ>
 ROUND 2 OSA・P(モルガ戦)
 ROUND 3 東京タワー(キュレネ戦)
 ROUND 4 クリスタルゼミナール地下
 ROUND 5 倉庫内
 ROUND 6 三条院邸の門前
 ROUND 7 クラウン(バケーネ戦)
本文に「最後はダークキングダム」との記載があるため、
ROUND 1が最後に追加された(あるいはROUND 2から独立
させた)可能性が高い。

本文の「東京タワーを登ったりしながら」のくだりは、
「どうやら」「らしい」という曖昧な書きぶりで、
実際にそのようなステージ構成だったかは疑問。
(グラフィックからしてその可能性は低いと推察する)
デモシーン 今回のショーでは開発が間に合わなかったらしく、残念ながら参考出典
という形でデモシーン
が流されているだけであった。
下記「掲載写真」の項目を参照。
掲載写真

上記のとおり「デモシーンが流されているだけであった」とのことだが、製品版のデモンストレーションのように実際の
ゲーム中のような状況を自動操作で再現する形式ではなく、出典用に素材を配置・作成したシーンが大半と推測。
(プレイ中の画像にしては不自然な状況が多々見受けられる。理由は下表の備考欄を参照)

No.6〜8のアニメーションの背景の状況が、いずれも他の写真と全く同じ状況に見えるため、一部(又は全部)の
ゲーム画面は動いていなかった(固定画面から必殺技アニメーションを再生していた)可能性もある。

したがって、これらの画像に写っている内容は、開発中に想定されていた仕様・状況ではあるかもしれないが、
製品版からオミットされた要素ではなく、そもそもプログラム上実装に至っていなかったという可能性もある。

ただし、いずれも筆者の推測に過ぎないため、事実関係が分かる資料・証言等があれば大歓迎です。

引用部分 当サイト備考
No. 写真画像+付記コメント
1
あっ、セーラームーンがピンチだ。
・ムーン、ヴィーナスともに特殊モーションであり、プレイ中の状況とは考えにくい

・一方、ボス戦の開幕演出(製品版には無い)だとすると、この直後に必殺技を発動
 (No.7。ヴィーナスのポーズ・位置などが全く同じ)しており、不自然
2
どこかの門の前でジュピターとヴィーナスが闘う。
・製品版では通常侵入できない門の中に夜叉(般若)と夜叉(萬媚)がいる

・突進を食らう瞬間と、頭部を投げる瞬間が同時に捉えられており作為的

・ジュモーの立ち位置など、位置関係が不自然

・突進を食らっている最中のヴィーナスが、この直後に必殺技を発動(No.8。背景の
 夜叉と門の位置関係などが全く同じ)しており、不自然
3
倉庫の中、マーキュリーのカッコがちょっと変。
・実際に画面が動いていてメガクラッシュを当てていたとしたら、
 左記のようなコメントを付けるだろうか?
4
早くなるちゃんを助けなきゃ。
・特記事項なし
5
ヴィーナスでプレイすると果たして…。
・銀行前の場面は製品版では[未使用]
・ギャングを引き連れているためセーラーVの偽物か
6
これはジュピターのシュープリームサンダーかな?
・シュープリーム・サンダーのアニメ

・背景のゲーム画面がNo.9と全く同じ状況
7
うわーっ、すごくうるさそうだ。
・超音波攻撃(泣き)のアニメ

・背景のゲーム画面がNo.1と全く同じ状況
8
ヴィーナスのどアップ、すごい迫力。
・ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーンのアニメ

・背景のゲーム画面がNo.2と全く同じ状況
9
マーキュリーがピンチだ、ジュピターも吊るされてる?
・キュレネの掴み技は製品版では[未使用]

・ジュピターは吊るされているわけではなく、スープレックスのモーション
 こちらも製品版では[未使用]

・この直後に必殺技(スープレックスではなくシュープリーム・サンダー)を発動
 (No.6。背景のキュレネの位置が全く同じ)しており、不自然
10
学生は閉じ込められてるし、変な敵もいるし気味が悪いなあ。
・「変な敵」はアニメ12話で登場した「海水怪人」(テティスの部下)と思われるが、
 製品版ではグラフィックごと削除(テティスに差し替えられた可能性あり)
掲載原画
HUDの製品版との違い(画像写真より)